2016年9月9日の午前(ベトナム時間)、レー・ヴァン・コン選手はリオ2016パラリンピックの男子重量挙げ49kg級で、金メダルを獲得した。この貴重な金メダルで、コン選手は、ベトナムのスポーツ界の歴史に残る人物となった。リオ2016パラリンピックに出場する前、コン選手の人生は苦難の毎日であった。
彼はベトナムのハティン省に生まれ、生まれた時から両足が麻痺で動かず、両手のみを使っていた。ある時、テレビでスポーツ番組で力のある選手を見、それから、重量挙げの種目に興味を持った。
2005年、レー・ヴァン・コン選手はホーチミン市へ行き、技術短期大学で勉強し、不自由な人に向けのキャリア・ガイダンス のクラブに参加した後、タン・ビン区重量挙げクラブに参加した。ここで、フック先生に訓練されたため、レー・ヴァン・コン選手は重量挙げの才能を発揮した。