日本の建築家、隈研吾氏は教育者であり、世界的に有名な建築家です。彼はベトナムで両国間の友好の象徴となる多くのプロジェクトをデザインしてきました。ハノイ建築大学でのセミナー「自然とともに生きる」における講演は、将来建築家を目指すベトナム人学生にインスピレーションと知的エネルギーを与えました。

ハノイ建築大学学長のレ・クアン博士は、ベトナムの建築家と学生は教育者で建築家の隈研吾氏に会って学ぶことをいつも楽しみにしていると語りました。彼は、ベトナムの建築家や学生が現代建築に関する貴重な知識を得るのを助けるために、創造的な哲学と専門的な経験を伝える優れた講演者であり教師です。

建築家の隈研吾氏は教師のようなシンプルでフレンドリーなスタイルで、多くの国で行った建築作品やプロジェクトを直接かつ詳細に説明しました。ワークショップ「自然とともに生きる」には５００名を超える学生が参加し、建築家隈研吾氏が語った想いや教訓は、優れた建築家を目指して学び続ける学生たちの原動力となり、彼らは環境との密接な関係と周囲の環境への配慮が必要であることを学びました。

ベトナムには建築家隈研吾氏に縁の深いプロジェクトがあり、それはホーチミン市のワタリナスイーツビルです。郊外を曲がりくねる川、にぎやかな都市の活力、そしてベトナム北西部の段々畑にインスピレーションを得たワタリナ スイーツの外観デザインは、柔らかな波線です。全戸に川に面したバルコニーがあり、自然と調和した広い眺望が楽しめます。インテリアでは、ベトナムの伝統文様をロビーやアトリウムに施し、アジア風水の住空間を演出しています。天と地と調和し、快適で自由な暮らしを住む人に届けたいという願いが込められています。

ワタリナスイーツは、日本で１００年近い歴史を持つ建設会社、前田建設工業のベトナム市場制覇への決意を示すプロジェクトです。