会議は26日から27日まで、クアラルンプールの国際会議センターで開催され、ASEAN加盟国の首脳のほか、東ティモール、GCC＝湾岸協力会議諸国、中国の代表も出席しています。開会式で、議長国マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は、「ASEANは逆風や嵐のような困難と不安定さに直面しながらも、それに立ち向かう力と粘り強さを持っている」と述べ、ASEANの強靱性に対する強い信頼を示しました。アンワル首相はさらに次のように述べました。

（テープ）

「今年のASEAN首脳会議は、ASEAN共同体発足から10周年という節目にあたります。この記念すべき機会は、国際情勢がますます複雑化する中にあっても、ASEANの安定性と持続力を実感させ、われわれに希望と自信をもたらします。これまで以上に、ASEANの中心的役割と、加盟国同士の結束が極めて重要であることを私たちは認識しています」

今回の会議の際立った点のひとつとして、各国首脳が「私たちの共通の未来」と題したASEAN2045に関するクアラルンプール宣言に署名し、「ASEAN共同体ビジョン2045」および政治・安全保障、経済、文化・社会、連結性の各分野における戦略を採択することです。

(VOVWORLD)