26日夜、ハノイの国際会議センターで、ルオン・クオン国家主席夫妻は、ベトナムを国賓として公式訪問中のフランスのエマニュエル・マクロン大統領夫妻を迎え、国家レベルの晩餐会を主催しました。
この席で、ルオン・クオン主席は、「現在、ベトナムは2045年までに先進国・高所得国となるという目標に向け、新たな発展の時代へと力強く踏み出している。この道のりにおいて、長年の友人であるフランスの存在が常に寄り添ってくれることを心より願っている」と明らかにし、次のように述べました。
(テープ)
「科学技術を発展の原動力と位置づける中、豊かな経験と先進的な技術力を有するフランス共和国との連携を強化し、両国の利益のみならず、人類が直面する緊急課題の解決にも貢献するような画期的なプロジェクトを共に築いていきたいと考えています。長年の歴史的つながり、深い信頼、そして両国の指導者と国民の強い意志を礎に、ベトナムとフランスの包括的な戦略的パートナーシップは、今後ますます広がりを見せ、両国の潜在力・期待・利益にふさわしい新たな成果を生み出していくと確信しています」
これに対し、マクロン大統領は、ベトナムとフランスを結ぶ「橋」を築いてきたのは、両国の人々の交流そのものであり、それが2つの文化の見事な融合を生み出し、両国民の固い友情をさらに深めてきたと述べました。
また、マクロン大統領は、「ベトナムは現在、目覚ましいスピードで大きな変革を遂げ、新たな発展の時代に入りつつある」と強調し、その中で、地域・国際社会における役割と地位を着実に確立しつつあり、地球規模の課題にも主体的に取り組んでいると評価しました。
そしてフランスとしても、今後も常にベトナムと肩を並べ、政治・経済・文化・言語など多方面において「新たな橋」を共に築いていく用意があると表明するとともに、今回の訪問で締結された数々の協定についても歓迎の意を示し、両国関係にさらなる希望と可能性が開かれたことを強調しました。
(VOVWORLD)