論文の冒頭で、トー・ラム書記長は「節約と浪費防止は密接に関連し、家庭、国家、社会すべてにとって繁栄と富の二本柱である」と述べ、節約の実践と浪費の防止はそれぞれの個人、そして社会全体の生活において不可欠であり、文明的で持続可能な社会を築くための「礎石」であるとしました。
トー・ラム書記長はまた、民族の新たな時代において、節約をさらに高い次元に引き上げ、国家の最重要政策の一つとすべきだとの見解を示し、今後の節約実践における基本的な方向性として以下の3点を挙げました。
第一に、節約と浪費防止を国家の基盤的解決策と捉える統一的な認識を持つこと。これは、国際情勢の複雑な変化が社会経済の発展や社会保障に多面的に影響を及ぼす中で、国家があらゆる困難を乗り越えるカギになるとしています。
第二に、体制整備、行政手続きの簡素化、コンプライアンスコストの削減など、節約と浪費防止に実効性をもたらすための根本的かつ抜本的な改革を推進すること。特に財政・予算の管理における規律と規範を強化すべきです。
第三に、「節約文化」の構築に努め、節約の実践を自発的かつ自主的な行動として社会に根付かせることが重要であると述べました。
論文の結論でトー・ラム書記長は、「新たな時代において国家を力強く前進させ、成功へ導くためには、全党、全国民、全軍が力を合わせて節約を実践し、浪費を防止していかなければならない」と強調しました。
(VOVWORLD)