この機会に、UNCTADのレベッカ・グリンスパン事務総長は、ベトナムが今年の第16回UNCTAD閣僚会議の開催を引き受けたことに感謝の意を表し、「ベトナムは貿易を通じて大きな変貌を遂げ、私たちすべてにとってのインスピレーションである」と高く評価しました。G77加盟国もベトナムの開催受諾を歓迎し、会議の成功に大きな期待を寄せています。
対話のテーマに関連し、国連常駐ベトナム政府代表部のダン・ホアン・ザン大使は、国際貿易の未来にとって鍵となる3つの要素として「国際協力の強化」「保護主義への対抗」「公平かつ多国間主義に基づいた貿易システムの推進」を挙げました。特に、すべての国、とりわけ発展途上国が利益を享受できるような、バランスの取れた豊かなグローバル貿易の枠組みの構築が不可欠であると強調しました。
また、ザン大使は第16回UNCTAD閣僚会議の開催に対する各国の支持に感謝を述べました。UNCTAD閣僚会議は、国連が4年ごとに開催する貿易と開発に関する最高レベルの会合であり、国連加盟国195か国が貿易・開発分野の課題を評価し、国際的な政策対応を策定する場です。
なお、第16回UNCTAD閣僚会議は今年10月、東北部クアンニン省で開催される予定で、参加者数は1200人から2000人に上る見込みです。
(VOVWORLD)