注目されるのは、ベトナム国家銀行が発表した総額500兆ドン、日本円にして約3兆円規模の大型融資プログラムです。このプログラムには21の商業銀行が参加し、交通や電力、デジタルインフラといった国の基盤となる重要なプロジェクトに、通常より1%以上安い優遇金利で資金を提供します。
チン首相はさらなる金利引き下げを求め、「優遇金利を少なくとも1.5%下げることで、インフラ整備を加速し、民間経済を活性化させ、雇用創出につなげたい」と述べました。
また、銀行のデジタル化についてチン首相は次のように語りました。
(テープ)
「銀行業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最も重要かつ包括的な目標は、接続性の向上、特に商業銀行と国民、企業、国家との連携をより便利にすることです。これにより、国の迅速かつ持続可能な発展、デジタル政府、デジタル社会、デジタル市民の発展、そしてマクロ経済の安定と経済の均衡に貢献します」
チン首相はさらに、今後の銀行業界全体に対し、現代技術の応用推進、高品質な人材育成と連携したイノベーション、銀行商品・サービスの多様化、包括的な電子決済インフラの発展、サイバーセキュリティおよび情報安全の確保、活動の透明性向上、汚職・浪費の防止に向けた取り組みを求めました。
(VOVWORLD)