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発見

パイ・ルン 疑問符の形をした坂

ベトナムには旅行愛好家にとって国道4Cほど多くの感情をもたらす道はおそらくないでしょう。 国道4Cは長さ180km以上で、ハー・ザン市から数え切れないほど曲がりくねって雄大な山々を抜け、ドン・ヴァン石高原に向かいます。しかし、その道にはパイ・ルンというクエスチョンマークに似た形の特別な坂があります。パイ・ルン坂に立ち寄って美しい景色を眺めると、国道4Cが幸福の道とも呼ばれる理由を観光客は見つけることができます。
パイ・ルン坂はドン・ヴァン郡のパイ・ルン町にあります。地元の人によると「パイ・ルン」という言葉は白いドラゴンを意味しているそうです。海抜1,400m以上の高度から見ると、パイ・ルン坂はドラゴンに似ています。

パイ・ルン坂はマ・ピ・レン峠の頂上を目指すための玄関口に位置し、道を開いた人たちの記念碑が突然に見える所まで目まぐるしく変化するスピンカーブが続き、いつも低地を走っている運転手にとって正に挑戦と言えるくらいの危険を伴います。

2017年にこの道路を完成させた人たちの記念碑は坂を登りきった所にあり、道路工事に参加した若い世代のボランティアや少数民族に敬意を表しています。記念碑エリアのすぐ隣には、国道4Cの建設に関連する多くの遺物を保管している小さな博物館があります。

道路を建設した人たちの記念碑を訪れると、60年以上前にこの地域の10万人近くの民族が岩の森の中を歩き、馬でしか旅行できなかった過去に戻ることができます。彼らの生活は外の世界から孤立しており、時代に取り残されていました。


パイ・ルン坂の雄大な山の美しさ。写真:ヴィエット・クオン/ VNP


パイ・ルン坂にあるユニークな石柵のある家。写真:ヴィエット・クオン/ VNP 


ホワイトクリフに向かう途中、雄大で美しい自然の風景を見ることができるマ・ピ・レン峠エリア。
写真:ヴィエット・クオン/ VNP



パイ・ルン坂で遊ぶ子供たち。写真:ヴィエット・クオン/ VNP 


パイ・ルン坂にある、国道4Cの開通に貢献したハー・ザン省の若者や少数民族への感謝の記念碑。
写真:ヴィエット・クオン(Viet Cuong) / VNP



現在、観光客や地元の人々のためにコンクリート造りになったマ・ピ・レン峠の古い道。写真:ヴィエット・クオン/ VNP 

1959年9月から6年間、何万人もの若いボランティアと少数民族の人々が山を壊して道を切り開き、数百万m3の土と岩を動かして、6年後の1965年3月に道路が完成しました。 パイ・ルン坂はルート全体の中で最も難所である開口部に位置しています。当時、若いボランティアたちは簡単な道具しか持たずに急な崖にぶら下がって作業をしなければならないことがよくありました。その下はノー・クエ川までの険しい崖です。彼らは一生懸命に掘り、岩を小さく砕き、マ・ピ・レン峠の頂上への道を切り開きました。大きな峠を越える24kmの道の建設を完成するために300日以上かかりました。


国道の完成によって多くの変化が生まれ、最北端の4つの国境地区にある数万人の少数民族に真の幸福をもたらしました。これにより、ハー・ザン市からメオ・ヴァック地域までの国道4Cは幸福の道と呼ばれるようになりました。

パイ・ルン坂から国道を出て途中で山を登り、マ・ピ・レン峠の最高峰であるホワイトクリフを探索します。コンクリートの細い道は歩きやすいですが、片側の深い崖と反対側の険しい猫の耳の形に似た石の森の間を通って行くので、多くの観光客にとって冷や汗ものです。これはまた、最も雄大な景色、足元にある緑と小さなノ・クエ川を眺めるのに理想的なルートです。

パイ・ルン坂に長く滞在すると、雄大で美しい自然だけでなく、ドン・ヴァンの高地に住む人々のユニークな日常の美しさに驚かされます。



 
文、写真:ヴィエット・クオン

ザオ族のトゥ・カイ儀式

ザオ族のトゥ・カイ儀式

ホー・タウ集落、タム・ドゥオン集落、ライ・チャウ集落で行われるザオ族のトゥ・カイ(カップ・サック)儀式は、通常、年の最後の数か月に行われます。これは、すべてのザオ族の男性の人生において特に重要な儀式であり、第二の名前を与えられて初めて成人とみなされ、家族や地域社会の活動に参加でき、死んだ時に先祖たちと再会できると考えられています。

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