16日、ニュージーランドのオークランドで、イギリスのケミ・ベイドノック国際貿易大臣は、CPTPP=環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定の加入議定書に正式に署名しました。これにより、イギリスはCPTPPの12番目の加盟国となります。
ベトナムのグエン・ホン・ジェン商工大臣、二ュージーランドのダミアン・オコナー貿易・輸出振興大臣、カナダのメアリー・エング国際貿易・輸出促進・中小企業・経済開発大臣、日本の後藤茂之経済再生大臣、およびオーストラリアのティム・エアーズ貿易副大臣も同議定書に署名しました。
CPTPP協定の加入議定書に署名することは、イギリスがCPTPPに加盟することを本格的に確認します。CPTPP協定が締結された2018年以来、イギリスはこの協定に加盟する欧州の最初の国となります。
イギリスの加盟により、域内のGDP=国内総生産は世界全体のGDPの12%から15%に増加し、額にして約15兆7000億ドルになると概算されています。また、CPTPP加盟国向けのイギリスの輸出品の 99% 以上はゼロ税率が適用されることになります。
CPTPP協定の加入議定書の署名は、イギリスの企業に新しい機会をもたらすと同時に、イギリスと加盟諸国、とりわけベトナムとの貿易関係の促進に貢献すると期待されています。
これについて、在ベトナムイギリス大使館のイアン・フリュー大使は次のように語っています。
(テープ)
「このことにより、ベトナムとイギリスとの貿易活動が強化されます。CPTPPは両国の企業間の貿易円滑化に役立ちます。これから、両国は連携して、将来の進歩的な貿易ルールの確立を支援します。このことは、イギリスとベトナムとの戦略的パートナシップの深化を示しています。イギリスのCPTPP加盟プロセスにおいて、ベトナム政府の支援と協力に感謝申し上げます」
(VOVWORLD)