世界58地域と提携関係を持つホーチミン市ですが、歴代の市指導部と市民は一貫して日本を最も親密で持続可能なパートナーと位置付けてきました。2025年に入り、文化を基盤とした持続可能な発展を目指し、日本との友好・協力関係を深める新たな取り組みを開始しています。
ホーチミン市外務局のレー・チュオン・ズイ副局長によりますと、今年11月に東京で開催予定の「第1回ホーチミン市・日本フェスティバル」の準備が本格化しており、事前視察のため市指導部による代表団が既に派遣されたとのことです。ズイ副局長は次のように語りました。
(テープ)
「このフェスティバルは、ホーチミン市と日本の地方自治体との協力への強い意欲を示すものです。両者の合意により、年2回のイベントを開催することが決まっており、第1回を3月にホーチミン市で、第2回を11月に東京で実施する予定です。東京でのフェスティバルには姉妹都市の首長を招き、市指導部との直接対話の機会も設ける計画です」
また、日本側から高く評価されているもう一つの重要な分野が観光です。この点についてズイ副局長は次のように語りました。
(テープ)
「日本はホーチミン市の観光における戦略的パートナーの一つであり、両者の観光協力には大きな可能性があります。その基盤として、日本の7つの地方自治体との協力関係と、長年培ってきた文化的な共通点や交流があります。加えて、ホーチミン市は国際交流の玄関口であり、ベトナムの経済・科学・文化の中心地としての役割を担っています。これらの要素が、観光分野での協力を推進する重要な基盤となります」
現在、日本はホーチミン市にとって第5位の貿易パートナー、第3位の輸出市場および投資国という重要な位置を占めています。特に、同市と日本の地方自治体との関係は極めて活発に発展しています。これらの実績は、今後ホーチミン市が経済、投資、貿易、観光、文化など様々な分野で日本との強固な関係を築いていく上での確かな土台となっています。
(VOVWORLD)