バンコクでは、今月17日に中心部にある観光地で爆弾テロが起きて20人が死亡し、日本人1人を含む120人余りがけがをしたのに続いて、18日には近くを流れるチャオプラヤ川の桟橋付近でも爆発が起きました。
この事件で、タイの警察は29日、バンコク郊外のアパートで爆発物を所持していた疑いで外国人の男を逮捕し、2つの事件で使われたものと同様の金属の玉などが見つかったことから、男が事件に関与した可能性があるとみて調べています。
タ イ警察のソムヨット長官は、29日夜、記者団に対して、「事件には10人以上の人物が関わっている可能性がある」と述べ、男がグループの1人として事件に 関与していたという見方を示しました。また、男の国籍は分かっていませんが、男は偽造したトルコのパスポートを大量に持っていたということです。
今 回の事件を巡っては、タイ政府が先月、中国から逃れてきたトルコと民族的に近いウイグル族を中国に強制送還したことへの報復ではないかという指摘もありま すが、ソムヨット長官は動機について「復しゅうが目的だった」と述べただけで詳しい説明は避けました。警察は男の事件への関わりを追及するとともに、犯行 グループの特定を急いでいます。(NHK)
ソース:VOV