28日午後、政府本部で、ファム・ミン・チン首相はベトナムを実務訪問中の米国連邦議会下院のジョン・ムーレナー議員(共和党、ミシガン州)率いる代表団と会見しました。
席上、チン首相は、アメリカが一貫して強く、独立した、自立的で繁栄するベトナムを支持していることに感謝の意を表明するとともに、アメリカが戦争の後遺症対策を継続することに努力していることを高く評価しました。また、経済・貿易・投資分野における二国間協力に関して、アメリカに対し技術移転を強化するよう提案すると同時に、ジョン・ムーレナー議員をはじめアメリカ議員団に対し、ベトナムとアメリカの関係深化において引き続き関心・支援していくよう求めました。その中には、ベトナムを戦略的輸出管理リスト(D1-D3)から除外すること、およびベトナムの市場経済地位の承認を検討することなどが含まれるとしています。
関税の問題に関し、チン首相は、「交渉の過程において、持続可能で健全かつ安定した貿易関係の構築を促進し、両国の企業および国民に具体的な利益をもたらすように、ベトナムに好ましい条件を引き続き提示していいくよう」希望を表明しました。
一方、ジョン・ムーレナー議員は、「ベトナムがアメリカにとって地域内における重要なパートナーである」と強調するとともに、「アメリカは戦略的な発展目標の達成においてベトナムを支援し、ベトナムとの協力においては積極的な役割を果たしていく」と再確認しました。
(VOVWORLD)