会議は都ハノイの政府庁舎で行われ、全国34の省と中央直轄市とオンラインで結んで開催されました。
首相は会議の冒頭で、年末まで残り時間が限られる中、多くの課題があるため、スピードアップが不可欠だと強調しました。
今回の会議では、この7月と年初からの7か月間の社会経済情勢が検証されました。主な議題は、公共投資の執行状況や国家目標プログラムの進捗、そしてアメリカの関税政策への対応策などでした。
特に注目されるのは、チン首相が示した経済成長への取り組みです。従来の投資、消費、輸出という3つの柱に加えて、新たな成長エンジンの推進を重視する姿勢を示しました。
具体的には、グリーン転換やデジタル転換、さらには新興産業の育成などを挙げています。
ベトナムは今年、8.3%から8.5%という高い経済成長目標を掲げています。チン首相はこれらの新旧の成長エンジンを組み合わせることで、この目標の達成を目指すとしています。
(VOVWORLD)