1日午後、中国・天津市で開催されたSCO上海協力機構の拡大会議で、ファム・ミン・チン首相は演説を行い、SCOと国際および地域機関、特に東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力を一層強化していくことへのベトナムの支持を強調しました。
演説の中でチン首相は、ASEANが地域構造において中心的な役割を果たすことの重要性を訴え、SCOとASEANの連携深化を提案するため、伝統的および非伝統的な安全保障の課題に対応するため、多国間主義と国際的連帯の強化、持続可能な開発のための資源動員と、グローバル・ガバナンス能力の向上、相互信頼と理解、そして互恵的な協力の促進といった3つの主要な提案を打ち出しました。さらに、チン首相は次のように述べました。
(テープ)
「ベトナムは今後も、独立・自主・平和・友好・協力・発展を基本とする外交政策を一貫して実施し、外交関係の多様化と多角化を推進するとともに、国際社会における良き友人、信頼できるパートナー、責任あるメンバーであり続けます。また、『4つのノー』の国防政策を堅持するほか、アジア太平洋地域の平和・協力・発展に貢献するため、SCO加盟国およびパートナー諸国、世界友人と緊密かつ実質的な協力を継続します」
(VOVWORLD)