ファム・ミン・チン首相は6日、ハノイで政府定例会議を開き、今年の経済成長目標達成に向けた取り組みを指示しました。
首相は会議で、今年8か月間の経済情勢について、去年の同じ時期と比べて「ほぼ全ての分野で良好だった」と評価しました。特に物価の安定や経済成長の促進が順調に進んでいると述べました。
一方で、物価上昇や金利上昇の圧力、国内消費や輸出の伸び悩みなど、課題もあることを指摘しました。
チン首相は、ベトナムが今年8.3から8.5%の成長を達成する必要があるとして、「各部門や地方、企業が成長してこそ国全体が成長する」と強調しました。
また、行政手続きの簡素化を進め、手続きにかかる時間や費用を30%削減するよう各省庁に指示しました。
さらに首相は、国内消費を刺激するため、秋や正月の見本市開催を検討することや、密輸や偽造品などの違法行為を厳格に取り締まることも求めました。
(VOVWORLD)