フランスで開催中の第3回国連海洋会議の枠組みの一環として行われるグリーン経済・金融フォーラムに出席する機会に、8日、ベトナムのファム・ミン・チン首相はコスタリカのロドリゴ・チャベス大統領と会見しました。
会見でチン首相は、コスタリカを中米・カリブ海地域におけるベトナムの重要なパートナーの一つと位置づけ、両国が経済協力の拡大、二国間貿易の促進、文化交流および国民間のつながりを強化していくよう提案しました。
これに対し、チャベス大統領はベトナムの観光分野に強い関心を示し、2024年に約2000万人の外国人観光客がベトナムを訪れたという情報に深い印象を受けたと述べました。
両首脳は、両国の潜在力とニーズに基づき、貿易・投資協力の新たな方向性と具体的方策を模索するために、関係省庁に緊密な連携を指示することで一致しました。また、海洋保護における国際協力の強化が重要であるとの認識で一致し、特にプラスチックごみ対策、温室効果ガスの排出削減、教育を通じた国民の意識向上といった課題に重点を置くべきだと強調しました。
(VOVWORLD)