8日午後、政府本部で、ファム・ミン・チン首相は、経済成長促進と現行の課題解決策、および変化する国際情勢への柔軟かつ効果的な対応に関する会議を主宰しました。
会議の冒頭、チン首相は、2024年の経済成長率8%以上を確保し、今後は二桁成長を目指す方針を示しました。そのため、マクロ経済の安定、経済の主要なバランスの確保、社会政策の充実、社会保障の強化、環境保護などが重要であると強調しました。
また、日本、アメリカ、中国、韓国、フランス、欧州諸国との貿易・投資協力を一層強化し、バランスの取れた貿易関係を構築するための施策を講じる必要があると述べました。
さらに、各国との投資保護協定の締結を積極的に推進するとともに、経済の透明性、公正な競争環境の確保、投資の魅力向上を図る必要があると指摘しました。
あわせて、不安定な世界情勢の中で、国内経済の自立性と回復力を強化することも重要であると述べました。
チン首相は、ベトナムの基本方針として、「国家利益を最優先し、国を守る体制を早期から構築すること」を掲げ、外交分野で、柔軟かつ積極的なアプローチを取るべきだと述べました。具体的には、直接対話やオンライン会談、各レベルにおける代表団交流を通じて、各国との協力関係を強化し、互恵的な交渉を進める必要があると強調しました。
また、外交、国防・安全保障、経済、金融の各分野において、各国との協力を強化し、利益の調和、リスクの分かち合い、相互の正当な権利と利益を尊重する姿勢を堅持しながら、直面する課題を適切に解決する方策を模索するよう指示しました。
(VOVWORLD)