ブラジルを訪問中のファム・ミン・チン首相は、7月5日午後、リオデジャネイロでブラジルのカルロス・ファヴァロ農業畜産大臣と会見しました。
会見でチン首相は、両国の農業省による合同作業部会の設立を提案し、農産物市場の相互開放や、現地での農業投資の促進、ベトナム・ブラジル共同ブランドによるコーヒーの生産・流通などの協力を呼びかけました。また、ベトナムからの米の供給による食料安全保障パートナーシップの構築も提案しました。
ファヴァロ大臣は、これらの提案に賛同し、農産品の市場開放に向けた協議を進める意向を表明しました。
会談後、両氏はブラジル産牛肉の対ベトナム向け初輸出となるコンテナの出荷を記念する式典に出席しました。チン首相は、今回の牛肉の輸出と、ベトナムからのナマズ「チャ魚」やティラピアの初輸出が「両国の農業協力の可能性を力強く示すものだ」と強調しました。
(VOVWORLD)