商工省の統計によると、ベトナムには部品・部材を生産する企業が2千社近くあり、その中の300社は多国籍企業の生産ネットワークに参加している。裾野産業に属する企業数は加工製造業総数の4,5パーセントを占める。2020年、ベトナムはベトナムにおける組立て企業と多国籍企業に供給できる企業を約1000社にするよう奮闘している。
ハノイは裾野産業が発展するための多くの条件と政策を備えた地域の一つである。ハノイ人民委員会によると、将来、ハノイは裾野産業に属する企業数を増加させ、その質を向上させるためにすべての経済セクターから裾野産業分野への投資を集め、部品・部材生産の鍵となる3つの産業分野、ハイテク産業、繊維産業と製靴産業に供給する裾野産業に集中すると同時に、北部の経済域での調達の連携を緊密化させる方針だ。
ハノイ人民委員会は2020年末までに裾野産業の生産額がハノイの加工・製造産業企業の生産額の18%を占める努力目標を掲げた。毎年、裾野産業の成長指数は12%以上増え、2016年-2020年の8,6~9%増の目標を達成するために、毎年9,78~10,79%の経済成長の実現に貢献した。2020年末までに、ハノイにおける裾野産業に属する企業900社の内、400社が生産システムと製品において国際基準を満たし、ベトナムで多国籍企業のグローバルな生産ネットワークに参入する能力を持つという目標を掲げた。