アメリカ地質調査所(USGS)によりますと、地震は現地時間午後1時20分ごろ、ミャンマー・サガイン地方の北西16キロ付近を震源として発生し、震源の深さは約10キロと推定されています。また、ベトナムの地球物理学研究所は、地震の規模をM7.3とする別の見解を示しました。
この地震の影響で、ベトナムの首都ハノイや商業都市ホーチミンでも強い揺れが観測されました。ハノイではバックトゥーリエム区、ホアンマイ区、ハドン区などで高層ビルが揺れ、住民が慌てて建物の外に避難する様子が見られました。ホーチミン市でも、第1区、フーニュアン区、第11区などで同様の揺れが報告されました。
タイの首都バンコクでも揺れが強く感じられ、人々が路上に避難しました。地震の影響で一部の地下鉄が一時運行を停止したほか、インドのニューデリーや中国・雲南省でも揺れが確認されました。
震源地に近いミャンマーでは、首都ネピドーで道路に亀裂が入ったり、建物の天井が崩落したといった被害情報が伝えられていますが、現時点で人的被害に関する具体的な報告はありません。
各国の当局は、今後の余震や被害拡大に警戒を強めており、住民には引き続き注意が呼びかけられています。
(VOVWORLD)