ルオン・クオン主席は、両国が外交関係を樹立して30年以上が経過し、ブラジルがラテンアメリカにおけるベトナムの初の戦略的パートナーとなったことを強調しました。また、今回の首脳会談の成果、特に2025年から2030年にかけての戦略的パートナーシップ実現に向けた行動計画の署名について、満足の意を表明しました。
ルオン・クオン主席は次のように述べました。
(テープ)
「近い将来、両国の交流が一層深まり、人々や企業同士の連携も強化され、貿易の活発化や往来の円滑化が進むことを期待しています。そして、ブラジルが誇るサッカーをはじめとする文化的価値が、より多くベトナムで紹介されることを楽しみにしています。私は、双方の強い意思と努力により、両国の協力の潜在力と可能性が間もなく具体化し、両国民の願いと利益に応えることになると確信しています」
一方、ルーラ大統領は、ブラジルとベトナムが共に「持続可能な発展」および「貧困との闘い」という目標を掲げている点に言及しました。この共通の使命が昨年末に両国関係を戦略的パートナーシップへと格上げする契機となり、今回の訪問でさらに関係が強化されたことを強調しました。
また、ルーラ大統領は、両国が昨年、外交関係樹立35周年を迎えたことに触れ、これを新たな友情の出発点として、ベトナムとブラジルがこれからの時代に直面する大きな課題を共に乗り越えていくことへの希望を表明しました。
(VOVWORLD)