3月31日、政府本部で、ファム・ミン・チン首相は、2025年の国際学術交流プログラムに参加するため、ベトナムを訪問中のアメリカの21の著名大学の代表団と会見を行いました。
このプログラムは、ベトナムの大学とアメリカの大学との戦略的な連携を強化し、両国の大学が効果的かつ持続可能な協力計画の構築を支援するため行われているものです。会見で、チン首相は、両国の大学が学生や教員の交換、教育連携、共同研究を行い、ベトナムが海洋空間、宇宙空間、地下空間を活用するための新しい分野の研究など、多様で創造的、かつ柔軟な方法を通じて、効果的な協力計画やプロジェクトの共同での構築を提案しました。
また、チン首相はアメリカ側に対し、ベトナムの学生や研究者を対象にした奨学金プログラムや学費優遇の拡大を検討するよう提案するとともに、両国の大学に対しAI、半導体、バイオテクノロジー、ヘルスケア、農業、外国語、高度な人材の育成を目的とした協力プログラムを展開するよう呼びかけました。
そのほか、チン首相は、アメリカの各大学の代表に対し、トランプ大統領が、ベトナムを市場経済国として早急に認定するほか、ベトナムのハイテク製品の輸出制限を解除するため働きかけるよう提案しました。
一方、アメリカの代表は教育・訓練を始め、多くの分野におけるベトナムの発展戦略を高く評価した上で、今後もベトナムと引き続き協力し、経済社会開発戦略の実施のため共に取り組むことを確約しました。
(VOVWORLD)