「ベトナムとオーストラリアは、気候変動対応、温室効果ガス排出量の削減、公平なエネルギー転換などに優先的に協力している。」これは、チャン・ホン・ハー副首相が12日政府本部で、ベトナムを訪問中のオーストラリア国立大学のエネルギーと気候変動に関する専門家フランク・ジョツオ教授と会見した際、明らかにしたものです。
ハー副首相によりますと、グリーン投資とグリーンファイナンスを目指す多国間金融機関の方向転換はベトナムのような発展途上国に多くの試練を与えています。そのため、ベトナムはグリーン成長と持続可能な開発を図りながら、社会・環境・雇用創出などに関する問題を効果的に解決する方針であるとしています。
一方、ジョツオ教授は、風力発電と太陽光発電を国の電気システムに導入することにおいてベトナムは試練に直面しているものの、これは経済の面と技術の面の問題であると指摘し、ベトナム政府はこの問題を解決するために、民間部門の投資誘致を奨励する政策をとる必要があるとの意見を出しました。
(VOVWORLD)