18日、スイスのダボスで行われたWTO=世界貿易機関のオコンジョ・イウェアラ事務局長との会見で、ベトナムのファム・ミン・チン首相は、国際統合、特に、世界経済への統合過程において、ベトナムは常に、WTOの協力と支援を歓迎していると強調しました。また、保護主義と気候変動に関連する新たな基準について懸念を表明し、これらの障壁が発展途上国の経済にもたらす困難を明らかにしました。チン首相は、WTOが発展途上国への技術支援を提供するために先進国と協議することを提案し、実施に向けた適切なロードマップの必要性を強調しました。
一方、 WTOのオコンジョ・イウェアラ事務局長は、ベトナムは社会経済開発の成功例であると述べ、WTOとベトナムとの協力を高く評価しました。チン首相の懸念に関して、同事務局長は、最近、欧州委員会の専門家代表団はWTOと協力し、発展途上国の意見を集めたと明らかにし、WTOは発展途上国に必要な技術支援を呼び掛けていると確認しました。
(VOVWORLD)