席上、参加者らは、新型コロナウイルス感染症は世界各国に深刻な被害をもたらしており、そして、各国は単独でそれに対応できない」との点で一致しました。そのうえで、ASEANとアメリカを含め相手国との協力は欠かせないものであると指摘しています。アメリカのポンペオ国務長官は次のように語りました。
（テープ）
「私たちがとっている困難を乗り越えるための方法を誇りに思っています。今後も、アメリカは疫病予防対策で、けん引役を果たしていきます。アメリカはASEANに8700万ドルを支援することを公約しています。これはアメリカ・ASEAN戦略的パートナーシップ5周年を記念する具体的な行動です。アメリカは、インド・太平洋地域におけるASEANの中核的な役割を確保し、ASEANに繁栄をもたらすことも公約します。」
また、参加者らは国際問題についても話し合いました。ベトナム東部海域（いわゆる南シナ海）問題に関し、ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相は次のように語りました。
（テープ）
「カナダは、この海域での平和・安全保障、航行の自由確保を目指し、ASEANを支援しています。また、ASEANの立場も不変です。ASEANは1982年国連海洋法条約を含め国際法を尊重し、信頼醸成などを支持しています。」
