4日午前、ハノイで、「ASEAN・日本の繁栄に向けた協力」をテーマにしたセミナーが行なわれました。セミナーには、ASEANと日本の専門家や学者、企業経営者が参加しました。席上、発言に立ったマイ・ティエン・ズン政府事務局長官は、ASEANとの協力関係における日本の役割を高く評価した上で、「日本はASEANの4番目の貿易相手国、及び、2番目の投資家でありながら、ASEANの多くの加盟国にとって最大ODA供与国でもある」と明らかにしました。
現在、地域と国際情勢が複雑に推移している背景の中で、ASEANと日本は多くの新たな試練に直面すると見られています。こうした中、ASEANと日本は、力を合わせ、潜在力を最大限に生かし、マイナス影響を抑制する必要があるとしています。ズン長官は、次のように語りました。
「ベトナムは、2018年~2021年期のASEAN・日本関係のコーディネーターとしての役割を重視し、その任務の完遂に集中しています。ベトナムはASEANと日本関係の架け橋としての役割を効果的に果たすよう、取り組んでいます。今後、日本はハイテクノ技術の開発で、ベトナムをはじめASEAN諸国を支援してゆくものと期待しています。」
セミナーの枠内で、多くの討論会が行われ、その中で「ASEAN・日本の全面的協力パートナシップの強化」や「スマートシティと質の高い農業の開発におけるASEAN・日本の協力」、「高齢化問題とビジネス・チャンス」などをテーマにした討論会がありました。この機に、ASEAN・日本の外交関係樹立45周年を記念する写真展が開催されています。
ソース:VOV