9日と10日の両日、UN Women国連女性機関執行理事会の第2回定例会合が開かれ、2026年から2029年にかけての戦略計画が審議・採択されました。
会合で発言した国連駐在ベトナム代表部のドー・フン・ヴィエット大使は、持続可能な開発目標達成まで残された時間が限られている中で、UN ウィメンの2026–2029年期の戦略計画は、世界的なジェンダー平等推進への再度のコミットメントを示すものであり、国連開発システムにおけるUN ウィメンの重要な役割を強調しました。
ヴィエット大使は、戦略計画の実施にあたっては、開発を基盤としたアプローチを取り、各国の主権を尊重し、優先事項や能力、文化的・歴史的背景に即した形で行うべきだと指摘しました。また、国連改革の取り組みと調和する必要性を訴えました。
さらに、ヴィエット大使はデジタル格差の是正、女性のデジタル経済や人工知能ガバナンスにおけるリーダーシップ強化を優先事項として強調し、「一人の女性も少女も取り残さない」との決意をもって、UN ウィメン、加盟国、パートナーとの緊密な協力を続けると表明しました。
(VOVWORLD)