「フン王が民に田植えのやり方を教える祭り」

フン王はベトナムの伝説の王であるラック・ロン・クアンとアウ・コーの子息で、紀元前2879年から紀元前258年まで現在の東北部地方フート省に存在したバンラン国を建国したと伝えられています。フート省はベトナム建国の祖フン王を祀る神社があり、ベトナム民族の発祥地とされています。

「フン王が人に田植えのやり方を教える祭り」はベトナムの文明を支える水田稲作の重要性を示すものです。祭りは儀式とイベントという2部で構成されます。その中で、儀式の部では、人々に医療と農耕の術を教えた神話伝説時代の帝王「炎帝神農」を偲ぶ儀式と、フン王が民に田植えのやり方を教える風景を再現する儀式が祭りの目玉活動となりました。

そして、イベントの部では、田植えのコンクールや民間遊戯などが行われ、住民と観光客の多くを引き付けました。

ソース：VOV