ニン・ビン省ザーヴィエン県ザー・シン集落に入ると、村の道路や路地の端、家の庭の隅にしっかりと生えている土着のハーブ植物に出会います。若者たちの努力と知識によってシン・ズオック協同組合が設立され、すべての人のためのヘルスケア製品を生産し、少数民族の貴重な薬草地域を開発しています。シン・ズオック協同組合は、フィリピンで開催された2018年世界協同組合青年サミットでベトナムのモデル協同組合として表彰されました。
シン・ズオックは、ニンビン省のバイディン山の麓にある古風な村で、この地域全体に多くの貴重な薬用植物が自然に生えています。村人によると、グエン・ミン・コン(1073年-1141年)という有名な禅医がリー・タン・トン王の治療薬を探していたときに、この珍しい薬草地帯を発見しました。彼はこの場所をシン・ズオック(シン・ズオックはベトナム語で薬用植物が生育する場所を意味する)と名付けました。シン・ズオック協同組合は伝統的な経験に基づき、地域のヘルスケア製品を製造するためにはハーブ植物を使用することが良いと考え、地域の多くの農家の協力と熱意を得て、2014年に設立されました。
ザ・シン集落の元兵士のフオンさんはシン・ズオック協同組合の設立当初からのメンバーです。当時は2億ドンの資本を投資した7人だけがメンバーで、フットバスのハーブソルトとシャンプーエッセンシャルの2つの製品しかなかったと彼は述べました。2015年、ハノイ工科大学の医薬品化学の卒業生であるヴ―・チュン・ドゥック氏が帰郷し、シン・ズオック協同組合を設立してから、ハーブ製品とエコツーリズムを組み合わせたものに発展させました。