ベトナムを国賓として訪れているフランスのエマニュエル・マクロン大統領夫妻は、26日の昼、トー・ラム書記長夫妻と共に、ハノイ市内にある文廟・国子監を訪れ、ベトナム文化について理解を深めました。
一行は、1070年に建立され、約1000年の歴史を持つベトナム初の大学として知られる文廟・国子監の遺跡を見学しました。
奎文閣で、トー・ラム書記長はマクロン大統領夫妻に対し、その歴史的背景や、文廟・国子監を象徴する建築としての意義、さらに千年の都タンロン=ハノイを代表する文化的価値について紹介しました。
その後、一行は大中門、大成殿、科挙合格者の石碑庭など、由緒ある建築物を次々と見学し、ベトナムの学問を尊ぶ伝統と、文学・教育に対する敬意の象徴とされる場所について理解を深めました。
また、禅光井のそばで水上人形劇を鑑賞し、文廟の中庭ではフエ宮廷雅楽の演奏を楽しんだほか、ベトナムの民族音楽や民謡も聴き、ベトナム独自の文化に触れました。
この機に、マクロン大統領は、文廟・国子監で「雷太鼓」を打つ儀式にも参加しました。また、ベトナムとフランスの関係における重要な節目を記録した写真展示も見学しました。
同日午後、トー・ラム書記長とマクロン大統領はホーチミン主席記念区を訪れ、記念植樹を行ったほか、同記念区内の史跡を訪れました。
(VOVWORLD)