席上、ザン大臣は、ベトナムとフランス間の関係の新たな発展を高く評価しました。また、両国防省間の国防協力には多くの潜在的な余地があることを確認するとともに、今後も、双方が締結済み議定書、および両国の高級指導者の共通認識と年次協力プログラムを基にした上で、協力の方向性を効果的に実施する必要があると提案しました。それらの方向性は、各級代表団の相互訪問の強化や、戦略対話と国防協力メカニズムの効果的な推進、軍医、水力発電、訓練、歴史的記憶、戦争中行方不明軍人の捜索、記念品の交換、救助・救難、海上安全保障、国境警備、国連平和維持活動、地域および国際的な安全保障フォーラムにおける相互連携と支持などです。
セバスチャン・ルコニュ軍事大臣は、二度目のベトナム訪問を喜び、両大臣の会談は両国関係の良好な発展を示す重要な指標であると述べるとともに、歴史が将来の協力の基盤であり、ベトナムとフランスが平和への願い、国際法の尊重、相互尊重を共有していることを強調しました。そして、今回のマクロン大統領のベトナム国賓訪問に当たって、両国の高級指導者が合意した協力内容を改めて述べ、両国が国防分野での協力をさらに積極的に推進し、両国間の包括的な戦略パートナーシップに実質的かつ有意義な貢献を行うよう希望を表明しました。