8日、オーストラリア国立大学・クロフォード公共政策大学院は、ベトナムの更新2025に関するシンポジウムを開催しました。
シンポジウムで、政府機構や経済政策、貿易、農業および環境分野に関するベトナムにおける最近の改革が紹介されました。
シンポジウムで、参加者らは政治、経済・貿易、環境・農業を含む3つの主要な分野についてベトナムの改革に関する最新情報を共有しました。これに関し、ニューサウスウェールズ大学 所属オーストラリア国防大学のカール・セイヤー教授は、「将来、ベトナムが飛躍的な発展を遂げるために、これらの改革は必要不可欠な歩みである」と強調し、次のように語りました。
(テープ)
「ト・ラム書記長が進めている改革は、ベトナムが中所得国の罠から抜け出し、ハイテク技術製品の生産で世界的な順位を高めるために非常に必要です。現在、ベトナムは科学技術やイノベーション、デジタル転換などすべての主要分野の開発に取り組んでいます。しかしながら、ト・ラム書記長によりますと、これらの施策だけでは不十分です。また、機能や任務が重複している機関については明確に区別する必要があるとし、第3次改革を発動しました。現在、そのプロセスは進行中です。私の考えとしては、これらの取り組みは不可欠です」
ベトナムは、オーストラリアにとって最も重要な戦略的かつ経済的パートナーの一つです。両国は関係を「包括的な戦略的パートナーシップ」へと格上げし、防衛・安全保障、経済、教育を柱とする協力関係を構築するとともに、気候変動やエネルギー、デジタル転換などの新たな分野へも協力を拡大しています。
(VOVWORLD)