12/03/2021 00:01 GMT+7 Email Print Like 0

ベトナムのバナナ繊維が世界市場を征服

ハノイのフー・スエン(Phu Xuyen)郡にあるカイ・タイ(Khai Thai)農業サービス貿易協同組合は、バナナの茎から繊維を生産するベトナムで最初のモデルです。収穫後に廃棄されたバナナの茎を貴重な資源に変える新しい農業経済が形になり始めています。ベトナムのバナナ繊維は数億ドル相当の輸出の大きな可能性を秘めています。バナナ繊維製品はOCOPプログラムに参加し、5つ星を獲得しました
カイ・タイ村、ホン・タイ村、ナム・ティエン村そしてヴァン・ゲー村に眼を見張るばかりの広大な100ヘクタールのバナナ園の中を歩くと、私たちはバナナの木がこの土地にもたらしてくれたことに感動せずにはいられません。

これ程の生産量になると、バナナの茎は収穫された後、大量のバイオマスが発生し、環境に負担をかける廃棄物になるだけでなく、バナナの茎の収集と処分が生産者の経済的負担にもなります。

ムサ・パクタ有限会社はバナナの茎を利用してバナナの繊維を作るという、地元のバナナ栽培に最適なソリューションを提供したベトナムで最初の企業です。グエン・ドゥク・トゥアン氏はバナナの茎を多くの人々に収入をもたらす製品に変えることを願って、工場や設備に投資し、クアイ・タイ農業サービス貿易協同組合を設立しました。


ハノイのフー・スエン郡カイ・タイ村にある100haのバナナ栽培エリア。


バナナの茎の外皮と中心部を取り除く農民。


完全に処理された後、天日で乾燥されるバナナ繊維。


農民がバナナ繊維で作られた糸を結わえる段階。


バナナ繊維からバスケット、バスケット、ほうきなどの手作り製品を作るクアイ・タイ協同組合のメンバー。


バナナの太い紐を編んでバナナ繊維のハンモック製品を作るプロセス。


バナナの繊維を紐に編んだ後、巻いてホームカーペット、フロアマットなどの多くの製品に加工。

バナナ繊維でカゴを編むプロセスの完了。


バナナ繊維で作られたカップや皿を洗うための道具の組み立て。


ベトナムには現在、約15万ヘクタールの果物用バナナ木があり、年間約20万トンの繊維を供給し、年間約7億ドルの収益をもたらすと推定されいる。
 

カイ・タイ協同組合は開業したばかりですが、現在、ラップ・フォン村とヴィン・チュン村に3つの施設を建て、35人を雇用しています。

バナナ繊維を剥ぐ仕事場に入ると、見るからに勤勉そうな女の人たちが、せっせとバナナの茎をバナナ繊維を剥ぐ機械に素早く挿入しているのが目に入りました。すぐに、乾燥装置は風にのんびりと揺れる金色のバナナ繊維で一杯になりました。バナナの茎から取った樹液は熟したバナナと一緒にして、生物学的酵素と醸成されて肥料となり、野菜や果物に撒きます。バナナの茎を圧搾した後の屑は植物の微生物肥料として堆肥化されますが、多くの微量栄養素があることから非常に有用で、環境にもとても優しいとされています。
クアイ・タイ協同組合はOCOPプログラム(村ごとに1つの特産品をという政府のプログラム)に参加するために各製品のサンプルを送り、バナナ繊維製品がOCOPプログラムの5つ星レベルを獲得すると確信しています。
クアイ・タイ協同組合のグエン・ドゥック・トゥアン会長は次のように述べています。「協同組合は年間3,000トンの繊維およびバナナ繊維製品の輸出を目標に、地区全体における生産基盤を一般化し、原材料エリアを拡大しています。 」
幸いなことに、科学技術省の技術移転支援センターがバナナ繊維の製造技術を学び、全国の農家に広めたいと考え、クアイ・タイ協同組合に来ました。技術移転支援センターのレー・モン・ラム副所長は次のように述べています。「ベトナムの63省のバナナ栽培地域にバナナ繊維を製造する技術を広めるために科学技術省はクアイ・タイ協同組合と共に歩みます。」

バナナ繊維から作られた手作り製品:
















バナナ繊維製品の輸出業者であるムサ・パクタ有限会社のブイ・クアン・ズン社長は私たちとの話し合いの中で「私たちには日本、シンガポールなど多くの国からバナナ繊維製品だけでなく、バナナ繊維の注文がありました。 世界のバナナ繊維市場はこの20年近く成長し、毎年の成長率は約16%となっています。確かに、これは大きな将来性があり、私たちが開発しなければなりません。」と語りました。
 

文:ビック・ヴァン(Bich Van)

写真:タイン・ザン(Thanh Giang)

翻訳者:ホアン・ミン・フオン(Hoang Minh Phuong)
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