WHOのテドロス事務局長は10日の会見で、「所得が比較的高い国々が人口では世界の53%、ワクチンでは83%を占めている。残る国々が受け取ったワクチンはたったの17%だ」と述べました。そして、「パンデミックを終わらせるには世界的な協力しかない。ワクチン外交は協力にあたらない」として、平等なワクチン分配の重要性を改めて訴えました。
また、アメリカやヨーロッパで感染者が減少傾向にあることに触れ、「過去1年間で、多くの国が規制緩和を急ぎすぎたり、個人が警戒を怠ったりしたことで、苦労して得たものを失った」と警戒を呼びかけています。(TBSテレビ)