席上、開会演説を行ったフエ国会議長は21日間にわたる今国会で2022年の社会経済開発計画や公共投資の実施状況、2023年の社会経済開発計画案、公共投資計画案を検討、決定すると明らかにしました。また、7件の法案、3件の決議案が承認されるほか、7件の法案に対する意見集約が行われ、2022年の汚職防止対策、判決執行に関する政府報告が検討される予定です。フエ議長は次のように語りました。
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「第13期党中央執行委員会第6回総会の成果を発揮し、第13回党大会決議の重要な内容の具体化を通じて、今国会は立法や監視に関する適切な政策を打ち出し、国の重要な課題を決定する必要があります」
その後、ファム・ミン・チン首相は2022年の社会経済開発計画の実施状況、2023年の計画案に関する報告書を読み上げ、困難な状況においてもベトナムは目覚ましい成果を収めたと明らかにしました。
「年初からの9か月間で国営、民間、外資系経済セクターの3つはいずれも著しい回復をみせました。今年全体のGDP=国内総生産の伸び率はおよそ8%に達し、6%ないし6.5%の目標値を上回る見込みです。これは2021年~2025年期のGDP成長目標の達成に重要な土台を作り出すでしょう」
チン首相はこのように語り、2023年の社会経済開発計画についてマクロ経済の安定確保、インフレ抑制、成長の促進、経済の大きなバランスの確保、感染症対策、経済の自立性、回復力、適応性の向上、新たな成長推進力の活用を優先課題として実施すると明らかにしました。