6日と7日の両日、フィリピンの首都マニラで、ASEAN東南アジア諸国連合の第12回海洋フォーラムと第10回ASEAN海洋フォーラム拡大会合が開催されました。フォーラムにはASEAN加盟10か国とパートナー国の代表が出席し、ベトナムからはASEANのSOM＝高級実務者会合委員会の委員長代理を務めるブ・ホー大使が参加しました。

フォーラムで、ASEANとパートナー国は、海洋開発と海洋安全保障における今までの協力を点検し、今後の方向性について意見交換をしました。

フォーラムで発言に立ったホー大使は、ASEAN海洋フォーラムとASEAN海洋フォーラム拡大会合の役割を評価し、海洋に関する協力を始め、地域の協力に対するASEANの中心的な役割を強調しました。また、ASEANとパートナー国に対し、建設的な精神で、ASEAN海洋フォーラム拡大会合に実質的かつ効果的な貢献をするよう呼びかけました。

さらに、多くの国が海洋の複雑な安全保障問題に直面している背景の中で、ホー大使は、ベトナム東部海域（南シナ海）などでの平和・安全保障の維持と協力の強化を目指し、各国間は対話や協議を強化し、国際法を順守する必要があると訴えました。