チン首相は会議で、制度の構築と完成が国家発展のための3つの戦略的突破口の一つであることを改めて強調しました。一方で、現在の制度は依然として「最大のボトルネック」となっており、これを国家の競争優位へと変革していく必要があると指摘しています。
具体的には、煩雑で不要な行政手続きを削減し、法的な困難や障害を速やかに解決することで、今年から今後数年にわたる成長目標の達成を目指すとしています。
今後開催される国会第10回会期では、政府が約112の報告書や資料を提出予定で、このうち47が新たな法案や決議となります。これらは国民や企業にとってより開放的で利便性の高い法的環境を作り出すことを目的としています。
チン首相は会議で次のように述べました。
(テープ)
「法的なボトルネックを取り除いて、より開かれた環境を作っていきます。その一方で、国民や企業の正当な権利はしっかりと守っていかなければなりません。国家と国民・企業の間、そして他の国々との間、さらには国内外の投資家の間で、それぞれの利益のバランスを取ることが重要です。皆さんには、ぜひ時間をかけて知恵を絞り、法的なボトルネックや現在直面している困難を解決していただきたいと思います。」
また、各法案の起草にあたっては国民の意見聴取を継続し、専門家の見解や国際経験も参考にしながら、質の高い法案を国会に提出するよう指示しています。
会議では代表者らが15の法案と1つの政策案について活発な意見交換を行いました。
(VOVWORLD)