ベトナム共産党政治局が2026年1月7日に発出した、新時代における文化発展に関する決議第80号は、文化発展の思考とビジョンにおける重要な節目となりました。本決議は、文化を精神的基盤、および国家の迅速かつ持続可能な発展のための内生的原動力として再確認するとともに、文化発展に対する包括的かつ現代的なアプローチを提示しています。これを受け、国連教育科学文化機関(UNESCO)は公式サイトにて、同決議の採択を祝うメッセージを掲載しました。
ベトナム通信社のインタビューに応じたユネスコ・ベトナム事務所のジョナサン・ウォレス・ベイカー代表は、文化を中核的なリソースおよび発展の柱として位置づけたことは、ベトナムが長期的な国家発展戦略の中心に「人間、価値観、文化的アイデンティティ」を据えたことを示すものだと強調しました。
ベイカー氏は、ユネスコの視点から「本決議は、文化分野における構造改革に向けた政策ロードマップを提示しており、社会的リソースの動員、創造経済の促進、そして文化多様性の保護を目指すものだ」と述べました。また、これは文化を重んじてきたベトナムの伝統の論理的な延長であると同時に、デジタル時代や変動する国際情勢における課題に対し、国家が効果的に対応するための基盤を築くものだと評価しました。
決議第80号では、ベトナムを「ソフトパワー指標」で世界トップ30入りさせることや、2045年までに新たに5〜10件のユネスコ認定遺産を確保することなどが目標とされています。
ベイカー氏は、ベトナムがこれらの目標を達成し、称号の価値を最大限に活用できるよう、ユネスコとして今後も遺産の保護・管理の効率化に向けた支援を継続する方針を示しました。具体的には、持続可能な観光の促進や文化的価値の尊重、さらに「世界遺産」や「創造都市ネットワーク」といったユネスコの枠組みを通じ、ベトナムの優れた実践経験を国際社会に共有していくことで、国際舞台におけるベトナムの発言力と存在感の向上を後押ししていくと述べました。
(VOVWORLD)








