クアン氏は両陛下訪問を、「両国の友好と協力の歴史に新たな章を開くもの」と位置づけ、日越関係が深まることへの期待感を表明した。今後、政治や経済にとどまらない幅広い分野で日本との一層の関係強化を図る考えを示した。
クアン氏は2014年に両国が構築した「広範な戦略的パートナーシップ」などを例に挙げ、両国関係が「勢いよく発展している」と指摘。「政府首脳・高官の相互訪問や対話を通し、政治的な信頼関係はますます深まり、近年は安全保障や気候変動などの分野での協力強化も順調に進んでいる」と、現在の両国関係を高く評価した。
その上でクアン氏は、「日越関係の一層の深化は、両国の利益にとどまらず、地域と世界の平和と安定につながると確信している」と述べた。
ソース:読売新聞