21日、ファム・ミン・チン首相は、バチカン市国の首相であるピエトロ・パロリン枢機卿に弔電を送りました。また、ブイ・タイン・ソン副首相兼外相も、バチカン外務大臣であるポール・リチャード・ギャラガー大司教に弔意を伝えました。
アメリカのドナルド・トランプ大統領とバイデン前大統領は、弔問団を率いてフランシスコ教皇の弔問に向かいました。教皇の出身国であるアルゼンチンでは、ハビエル・ミレイ大統領が敬意を込めて称賛の言葉を述べ、同国では7日間の国喪が実施されることになりました。ブラジルのルーラ・ダ・シルバ大統領も、全国で7日間の服喪を命じたうえで、「人類は、敬意と寛容に満ちた声を失った」と述べました。
さらに、キューバのブルーノ・ロドリゲス外相、スペインの法務大臣、イギリスのキーア・スターマー首相、チャールズ国王、イタリアのジョルジャ・メローニ首相、中東諸国およびイスラム組織の指導者、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領らも、カトリック共同体に対して、哀悼の意を表し、フランシスコ教皇を「勇敢な指導者」、「より良い世界を信じ続けた人物」と称えました。
同日、バチカンは予定されていた"デジタル時代の聖人"と呼ばれるカルロ・アクティス氏に対するカトリックの列聖式の延期を発表しました。カルロ・アクティス氏は2006年、15歳で白血病により亡くなり、敬虔な信仰心とテクノロジーを通じた福音伝道で知られています。彼はミレニアル世代として初めて列聖される候補者です。
なお、アルゼンチン出身のフランシスコ教皇は、2013年に中南米出身者として初めて教皇に選ばれました。
(VOVWORLD)