これに先立ち、ディン・トアン・タン駐フランスベトナム大使は、ベトナムの姿勢について次のように語りました。
(テープ)
「過去30年間、ベトナムの最高指導者が一貫してフランコフォニーサミットに参加してきたことは、OIF国際フランコフォニー機構および加盟国との協力をベトナムが重視している証です。今回、トー・ラム書記長・国家主席の参加は、この姿勢をさらに強く示すものです。また、アジア太平洋地域におけるフランコフォニーの存在感を高める努力や、共同体と地域をつなぐ橋渡し役としてのベトナムの役割が、OIFに認識されることでしょう」
タン大使は、ベトナムとフランコフォニー共同体の今後の関係についても言及し、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは、経済、貿易、投資から教育、文化、さらには平和維持や安全保障に至るまで、フランコフォニー共同体の優先課題に積極的に取り組んできました。今後は、先進的なフランス語圏諸国との関係強化に加え、OIF内の発展途上国、特にアフリカ地域との協力を深めていく必要があります。2050年にはフランス語話者の85%がアフリカに集中すると予想されており、この地域との関係は特に重要です」
最後に同大使は、「ベトナムとフランコフォニーの協力をさらに強化するには、共同体全体と各国の発展ニーズに応える重要分野で大きな変革を起こし、フランコフォニー内のすべての加盟グループを対象とした包括的な協力政策を策定することが不可欠である」と締めくくりました。
(VOVWORLD)