ベトナム児童保護基金は19日夜、ハノイのオペラハウスで恒例の支援イベント「春を子どもたちへ」を開催しました。今年で18回目を迎える同イベントは、「子どもたちの夢に色を」をテーマに掲げ、貧困層や恵まれない環境にある子どもたちに旧正月の贈り物を届けることを目指しています。
イベントで、ボー・ティ・アイン・スアン国家副主席は、同基金が過去18年間に約1兆7000億ドン（7100万米ドル以上）を集め、全国の何百万人もの子どもたちの教育や医療、生活向上に貢献してきたと述べました。一方で、現在も6.7%の子どもたちが継続的な支援を必要としており、新たな社会問題の影響で支援を必要とする子どもたちが毎年増加していることも指摘しました。スアン副主席は次のように語りました。
（テープ）
「本日のイベントを通じて、政府機関や自治体、各種団体、家庭、学校など社会全体に対し、子どもたちの保護・教育事業、特にベトナム児童保護基金への継続的な支援を呼びかけます。そして、具体的な取り組みを通じて、すべての子どもたちがベトナムのドイモイ刷新事業の40年の成果を享受し、世界の強国と肩を並べる国づくりの担い手として成長できるよう支援していきたいと思います」
今回のイベントでは、60以上の団体・個人から107億ドン（2440万米ドル）を超える寄付が寄せられました。これらは2025年に向けて、特別な支援を必要とする子どもたちのために活用される予定です。
(VOVWORLD)
