フォーラムでブイ・タイン・ソン副首相は、ベトナムがデジタル化やグリーン経済への転換という大きな変革期を迎えているとして、2035年までに高所得国になるという目標の実現には、科学技術の発展とイノベーション、それを担う人材が鍵を握ると強調しました。
そのうえでソン副首相は、若者たちにデジタル変革とグリーン変革がもたらす機会をつかむよう呼びかけました。
(テープ)
「若者の皆さんには、自分の役割と責任をしっかりと認識してほしい。そして、国が直面している課題とチャンスを理解したうえで、自分の夢を実現するための準備を進めてほしいと思います。若者の未来は、若者自身が一番よく準備できるのです。今日のテーマには、国が皆さんに期待していることが込められています。それは、常に新しいことを探求し、大胆に考え、大胆に行動すること。そして、国のために責任を負う勇気を持つことです」
また、オーストラリアの大学RMITベトナム学長のスコット・トンプソン・ホワイトサイド教授は、ベトナムの若者の役割を強調し、次のように語りました。
「気候変動といった世界的な課題を解決するには、大胆で創造的なアイデアが必要です。若い皆さんは、技術をよく理解し、柔軟な発想と創造性を持っています。その力を生かして、環境に優しい技術や、グリーン技術の開発を引っ張っていける立場にあるのです。若い世代のエネルギーと、これから育っていくリーダーシップがあれば、ベトナムと地域全体のために、強くて、誰もが参加でき、持続可能な未来を築いていくことができると信じています」
ホーチミン市の当局者は、市を地域のテクノロジーと金融の拠点にするため、5Gなどデジタルインフラへの投資や、大学と連携した技術者の育成、革新的なスタートアップ企業への支援を強化していく方針を示しました。
(VOVWORLD)










