25日午前、東北部クアンニン省で、ベトナム・日本の地方協力フォーラムに出席する際、ファム・ミン・チン首相は群馬県の山本一太知事、日本・ベトナム友好議員連盟の武部 勤特別顧問、および日本の地方自治体の代表らと個別会見しました。
群馬県知事との会見で、チン首相は群馬県に対し文化・観光分野や人材育成協力に関する具体的なイニシアチブや協力プロジェクトを提案するよう希望を表明するとともに、群馬県の企業に対し、ベトナムへの投資拡大と技術移転・高度人材育成を両立するよう奨励しました。また、群馬県が科学技術、デジタルトランスフォーメーション分野における企業の協力を促し、クアンニン省における科学技術・イノベーションの強化に寄与するよう希望を示しました。同時に、群馬県在住中のベトナム人コミュニティに関心を寄せ、現地での生活・就労が円滑に進むよう支援を求めました。
武部 勤特別顧問との会見で、チン首相は、日越友好議員連盟特別顧問として、両国の文化交流・文化的つながりを深め、発展を促すため、クアンニン省のハロン大学における日本語学科の整備に貢献するよう提案しました。また、同大学が半導体、AI=人工知能などの分野で教育カリキュラムを充実し、ベトナムにおける質の高い人材育成機関として確立できるよう支援を求めました。
さらに、山梨県、新潟県、徳島県、大阪、島根県、広島県、宮城県、和歌山県の各地方自治体の代表らとの会見で、チン首相は、日本の各地方が経済、文化、観光、草の根交流の協力を促進するよう要請しました。また、日本企業がベトナムにおける加工産業、裾野産業、ハイテク農業、バイオテクノロジー、デジタルトランスフォーメーション、グリーントランスフォーメーションなどの分野での投資を強化するよう積極的に働きかけることを求めました。
(VOVWORLD)