この合意について、ベトナムのブイ・タイン・ソン副首相兼外相は次のように述べました。
(テープ)
「ベトナムは、カンボジアとタイの間で達成された合意、特に即時かつ無条件の停戦を歓迎します。これは、緊張緩和と平和・安全回復に向けた重要な第一歩です」
この合意は、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相の主催による緊急会合の結果として実現したもので、両国は首相、外相、国防相レベルでの直接対話の再開や、国境地帯の軍幹部による非公式会合の開催で一致しました。
緊急会合後、カンボジアのフン・マネット首相は次のように語りました。
(テープ)
「この解決策が二国間関係の回復の基礎となり、緊張緩和の促進を期待しています。アンワル・イブラヒム首相のこの緊急のイニシアチブに感謝します」
また、タイ外務省のニコンデー・バランクラー報道官は次のように強調しました。
(テープ)
「本日の協議は停戦のみに焦点を当てており、国境や領土を巡る議論には言及しませんでした。停戦によって市民は通常の生活に戻り、カンボジアとの二国間関係の安定が確保されます」
このほか、国連のグテーレス事務総長は両国の合意を歓迎し、停戦の順守と恒久的平和に向けた環境作りを呼びかけました。
アメリカのマルコ・ルビオ国務長官も、今回の停戦を歓迎し、「マレーシアと共に進める和平プロセスに引き続き関与していく」と表明しました。
カンボジアとタイの武力衝突は、7月24日午前にタ・モアン・トム遺跡付近で始ま
り、国境沿いの各地に拡大。これまでに38人が死亡しています。
(VOVWORLD)