8日、エジプトのシャルム・エル・シェイクで開催中のCOP27=国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議に出席しているベトナム資源環境省のチャン・ホン・ハー大臣は、ベトナム通信社の取材に答えた際、「今回の会議で、ベトナムは引き続き各国とともに、先進国からのリソースを活用、配分するための政策の完備を討議している」と明らかにしました。
また、ハー大臣は、ベトナムがエネルギー転換、グリーン移行、デジタルトランスフォーメーションをリードしていくと強調し、次のように語りました。
(テープ)
「この会議は、ベトナムが気候変動対応への財政的支援を模索するために世界的にも著名な国際組織の代表と接触できる大きなチャンスとなっています。ベトナムの代表は、G7諸国のパートナーとともに、公正なエネルギー移行について相談しています。このことは、ベトナムが温室効果ガス排出量実質ゼロという公約の履行に向けた優遇融資、技術移転、投資家誘致など機会創出につながるからです」
ハー大臣によりますと、ベトナムは、風力発電、太陽光発電などの再生可能エネルギーの開発可能性が高く、将来、東南アジア地域、アジア地域、ひいては世界のエネルギー輸出国になることを目指すとしています。