18日、ホーチミン市で、ベトナム中部クアンビン省にあるフォンニャー・ケバン国立公園の観光を促進させるシンポジウムが行われました。「フォンニャー・ケバン 洞窟の王国」と題するこのシンポジウムには、観光機関や旅行会社の代表が多数参加しました。シンポジウムで、同公園のホアン・ハイ・ヴァン最高責任者は次のように語りました。
(テープ)
「フォンニャー・ケバン国立公園は洞窟の王国とたとえられています。私たちは、洞窟を公園の強みとして、最近、観光を多様化すると共に、大自然に興味を持つお客さんを対象に、洞窟の見学と探検の開発を進めています。現在、洞窟に関する多くの観光商品を開発できました。」
このように語ったヴァン氏はまた、フォンニャー・ケバン国立公園の洞窟を利用して観光を促進させることによって、ここ数年、クアンビン省を訪れる観光客は急増していると明らかにしました。2013年の観光客の数は100万人でしたが、2015年はその3倍にもなりました。
なお、フォンニャー・ケバン国立公園は、2003年ユネスコによって世界遺産に登録されました。総面積約8万6千ヘクタールのこの公園の94%は原生林で、約570種の植物、880種の動物が生息しており、その中には、世界とベトナムのレッドブックに記載されているものも多いと言われています。また、大小約300の洞窟があり、その中で、多くの鍾乳洞は非常に美しくて幻想的です。特に、イギリスの王立地理学会の報告によりますと、フォンニャー洞の長さは7729メートルで、その美しさ、大きさ、広さなどから最高の評価を与えられているということです。
ソース:VOV