ベトナムの複合企業ビングループ傘下のビンファスト(VinFast)は１０月１７日から２３日にかけてパリで開催中の「パリ・モーターショー(Paris Motorshow)」に自社ブランドの電気自動車(EV)4車種を出展しています。ビンファストがヨーロッパでEVを紹介するのは今回が始めてです。

今回出展するのは、「VF 6」、「VF 7」、「VF 8」、「VF 9」の4車種です。このうち、Bクラスのモデル「VF 6」とCクラスのモデル「VF 7」は、同社と世界的に有名なイタリアのトリノ(Torino)がデザインしたもので、DクラスのSUV「VF 8」とEクラスのSUV「VF 9」は、イタリアのピニンファリーナ(Pininfarina)がデザインしたものとなっています。いずれも10年間の保証が付きます。

ビンファストのJean-Christophe Mercier副社長は、ビンファストはヨーロッパ市場開拓計画を進めており、フランスのパリ、ドイツのフランクフルト、オランダのアムステルダムに３つの支店を開設したと明らかにしました。また、これから１２か月以内に、この３か国で「ビンファスト・ストア」50か所を開設する計画もあり、第一号のビンファスト・ストアは１１月２日にドイツのケルンにオープンする予定であるとしています。