席上、フエ市人民委員会のファン・ティエン・ディン委員長は、今回の豪雨・洪水は過去数年で最大級の強度と降水量を記録し、市民生活や都市部のインフラシステムに甚大な影響を与えたと報告しました。
初期の統計によりますと、28日時点で死者1人、行方不明者1人が確認されていたほか、約20万世帯が一時的に停電に見舞われ、32の地区、村在住のおよそ4500人が安全場所に避難しています。約3000人の軍幹部・兵士、2000人の公安隊員、数千人の民兵自衛隊員や青年などが、浸水被災者の避難、救助活動、交通整理などに当たってきたとのことです。
ハー副首相は、複数のダムの連携運用、中央から地方に至るまでのタイムリーな指示と予測を高く評価しました。2020年の洪水と比較し、今回は事前の準備と住民の対応能力の向上により、被害の軽減に貢献したとして、災害の深刻度が正しく評価されたと述べるとともに、今後2~3日間続く恐れのある豪雨・浸水に備え、より良い準備をするよう地方当局に要請しました。
一方、中部ダナン市では連日、河川の水位が上昇し、ダナン市からクアンガイ省北部にかけての地域が浸水し、数万戸が冠水しています。このような状況を前に、第5軍官区は、豪雨・浸水で被害を受けた世帯を訪問し、支援物資を手渡したほか、備蓄食料品の緊急出荷と市民への緊急配給も指示しています。
(VOVWORLD)







