この直行便の開設は、経済、貿易、文化、草の根交流など多方面にわたって包括的な協力関係を拡大しつつあるベトナムとロシアの間において、新たな前進を象徴する出来事です。ハノイ〜モスクワ間の直行便の開設は、両国間の貿易や観光の促進に寄与するだけでなく、戦略的な結びつきを強化するという両国間の長期的なコミットメントを示すものでもあります。
それに先立つ5月8日、乗客254人を乗せた就航初便・VN63便がハノイのノイバイ国際空港を出発し、モスクワのシェレメーチエヴォ国際空港に無事到着しました。
現在、ベトナム航空はハノイ〜モスクワ路線を火曜日と木曜日の週2便体制で運航しており、2026年7月からは週3便に増便する計画です。
さらに、5月11日にモスクワで開催される「ベトナム・ロシアビジネスフォーラム」の枠組みの中で、ベトナム航空はロシアの主要観光パートナー4社であるアムパルス・ツアー、モストゥルフロート、アジムットホテル、ロシア見本市会議連合と観光分野での協力に関する覚書を締結する予定です。この取り組みは、両国間の観光協力を一層促進するとともに、同直行便の活用拡大にもつながると期待されています。
(VOVWORLD)